クリスマスイブにはサンタクロースのプレゼント配送を追跡する

2022/12/16

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12月24日にサンタクロースを追跡する方法

サンタをリアルタイムに追跡するには、いくつかのWEBサイトでサンタ追跡情報を得ることができる。どのサイトも12月24日に実際にサンタクロースが仕事を始めてからの追跡になるためそれまでは、当然、位置情報は表示されない。
一番有名で歴史があるのは、ノーラッドのサンタトラッカーではあるが、サンタのソリに新技術が導入されたことで、フライトレーダー24でも追跡が可能になっている。
ノーラッド[NORAD]サンタ追跡
核ミサイルや弾道ミサイルの発射警戒や人工衛星やスペースデブリの監視観測などに使用している人工衛星やレーダシステムを用いて全世界を飛行しているサンタをリアルタイムに追跡する。
Flightradar24 サンタのフライト追跡
サンタの移動手段であるソリに搭載されたADS-Bトランスポンダの受信情報を基に通常、航空機を追跡しているシステムを利用してリアルタイムに追跡する。
Googleがどのようなテクノロジーを利用して追跡しているのかは公表されていない。

ノーラッド[NORAD]サンタ追跡

普段は、北アメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)の航空や宇宙に関して、観測または危険の早期発見を目的として設置されている。24時間体制で人工衛星の状況の観測、地球上の核ミサイル・弾道ミサイルの発射警戒や、戦略爆撃機の動向監視などを24時間365日休まず行っている軍事機関のノーラッド NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)がその持っている技術で上空のサンタクロースを追跡して地図上で表示してくれるサイトがある。
https://www.noradsanta.org/ja/
NORAD Tracks Santaのキャプチャ
NORAD Tracks Santaのキャプチャ

1955年、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部、当時は中央防衛航空軍基地)司令長官のホットラインの電話番号が、誤ってクリスマスの広告にサンタクロースの電話番号として掲載されたことが起源。子供からの電話を受けた大佐がサンタをレーダーで確認したと答えたことから始まっている。今年もNORADはサンタの追跡を行っており、独自のサイトで情報を発信している。
1955年、NORADの前身である大陸防空司令部(CONAD)は、コロラド州コロラドスプリングスを拠点としていた。その年のクリスマス、コロラドスプリングスの新聞に掲載されたシアーズ百貨店の広告に、サンタの写真が掲載され、「昼でも夜でも、私個人の電話で話してあげる」と子供たちに呼びかけられた。ところが、この広告に掲載されていた電話番号の印字ミスやダイヤルミスで、子どもが電話をかけたのは、その日CONADに勤務していたハリー・シュウプ[Harry Shoup]大佐につながってしまった。シュウプ大佐は、「間違い電話だ」といって電話を切らせるのではなく、「サンタのクリスマス・イブの様子を教えてあげよう」と、応対した。所説あるようであるが、NORADの任務にサンタクロースの追跡が加わったきっかけの話である。その後67年間、毎年続いている。

サンタクロースを追跡できる技術

NORADによると、どのように、サンタを追跡しているかの説明が以下のようにされています。要約すると早期警戒レーダーでサンタの出発を検知すると、サンタのソリを引いているトナカイの「ルドルフ」(赤鼻のトナカイ)の鼻から発せられる赤外線を人工衛星で、追跡しているようです。カナダ上空はカナダのCF-18でアメリカ上空はアメリカのF-15、F-16、F-22でエスコートしている。
NORADは毎年必ずクリスマスの時期が近づいてくると、サンタ・クロースが北極を出発する様子をレーダーでしっかりと確認します。サンタが飛び立ったのをレーダーがとらえた瞬間、普段北米に向けて発射されるミサイルがないかを知らせる空中警告のために使う人工衛星と同じ衛星を使って追跡を始めます。
人工衛星には赤外線センサーが付いているので、熱を見ることが出来るのです。ロケットやミサイルが打ち上げられる時、大量の熱が発生します。人工衛星が探知できるほどの熱量です。ルドルフの鼻はミサイルの発射に似た赤外線反応を示します。これらの人工衛星はルドルフの明るい赤鼻を簡単に探知することができるのです。
カナダ側のNORAD戦闘機パイロットは、CF-18を操縦しながらニューファンドランドを飛び立ち、北米を訪れる サンタを歓迎します。そして、カナダのさまざまな場所で、CF-18のパイロットたちがサンタをエスコートしていきます。アメリカでは、アメリカ側のNORAD戦闘機パイロットたちがF-15、F-16およびF-22を操縦しながら、サンタとトナカイたちとのスリル満点の飛行を楽しみます。それらのトナカイとは:ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェン、そしてルドルフです。サンタはジェット戦闘機よりも早く飛びますが(サンタは実際、我々が彼をエスコート出来るようにスピードを落としてくれるのです)、これらすべてのシステムによって、NORADはさまざまな場所を訪れるサンタの映像を継続的にとらえることができるのです。
サンタのソリについての諸元もわかっている事を公開している。

ソリの諸元

設計者と製造会社 K クリングル & 妖精社
初飛行(推定) 西暦343年12月24日
本拠地 北 極
長さ 75ステ/150 ペロ
40ステ/80ペロ
高さ 55ステ/110ペロ
注: 全長、幅、高さはトナカイを含まない。
離陸時の重量 75,000 グミ
離陸時の乗客重量 サンタクロース 120 kg
離陸時のプレゼントの重量 60,000 トン
着陸時の重量 80,000 グミ(氷と雪による加重)
着陸時の乗員重量 570 kg
推進力 9トナ
装備 トナカイの角(防衛目的のみ)
燃料 干し草、麦、にんじん(トナカイ用)
排出物質 極 秘
上昇速度 1 瞬(目のまばたき 1 回分)
最高速度 星の光より速い
単位系が異なるため、単位の解説
長さの単位:ステ(ステッキ形キャンディの本数)ステッキ形キャンディ1本分の長さ
長さの単位:ペロ(ペロペロ・キャンディの本数)ペロペロ・キャンディ1本分の長さ
重さの単位:グミ(グミ・キャンディの数)グミ・キャンディ一個の重さ
出力の単位:トナ(トナカイ・パワー)トナカイ一頭が発揮する仕事率 馬力のトナカイ版





ノーラッド NORADの通常の業務のひとつである人工衛星の軌道データについて詳しくは



Flightradar24 サンタのフライト追跡

航空機のリアルタイムでの飛行情報を地図上で表示できる「フライトレーダー24」でも
上空のサンタクロースを追跡して地図上にマッピングされる。話では、サンタのソリも進化しておりADS-Bが搭載されているらしい。昨年から地上と衛星を合わせてサンタを追跡している。サンタはトナカイの角を追加アンテナとして使用することで、トランスポンダーの到達距離を伸ばすことができたらしい。
Flightradar24でサンタを追跡するには、2022年12月24日の01:00UTC(日本時間12月24日(土) 10:00)からSANTA1、HOHOHO、R3DNO53で検索すると表示される。
フライトレーダー24 12月24日のキャプチャ
フライトレーダー24 12月24日のキャプチャ
今年もサンタ・トラッカーが、世界中のサンタとトナカイを追跡します。サンタはクリスマスイブの1時にそりに乗って出発すると、フライトディスパッチの妖精たちから連絡がありました。

フライトレーダー24
https://www.flightradar24.com/



フライトレーダー24について、本来の使い方を詳しく

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自営無線通信のエンジニアをしていました。現在はコンピュータ系。理科っぽいものが好きなので、電子工作、BCL、アマチュア無線、RCカー、カブトムシ、金魚、熱帯魚、自作コンピュータ、カメラ、ドローンなど一通り通過しております。 現在は、飛ぶものと昔のものに興味があります。

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