2011年4月1日にNHKの衛星放送を新しい2チャンネル「BS1」と「BSプレミアム」に再編
これは2010年12月8日の電波監理審議会で、放送普及基本計画に沿って、NHK-BSの現在放送の3チャンネルを廃止し、新たに2チャンネルの認定を適当とする答申を受けたもので、新しい「BS1」は、「衛星系の広域性、経済性、大容量性及び高品質性を活かした情報の提供を行う総合放送」で、旧BS1を引き継いで、国際情報とスポーツ中心のチャンネルになる。「BSプレミアム」は「外部の事業者の企画・制作能力を放送番組に活用し、過去の優れた文化の保存並びに新たな文化の育成及び普及を促進することを目的とする総合放送」で、本物志向の教養と娯楽のチャンネルとなる。これまでBS2が担っていた難視聴解消の役割は「暫定的な衛星利用による難視聴対策事業(衛星セーフティネット)」に委ねる。旧BS1が9.5スロット、BS2が11スロットの帯域を使う標準画質、BShiは24スロットのハイビジョン画質であった。(合計44.5スロット)
新「BS1」は23スロット、「BSプレミアム」は21.5スロットのハイビジョン放送を行う。
(合計は変わらず44.5スロット)したがって、スロット数を増やさずチャンネルを少なくしてハイビジョン用に広帯域化をする。
なおアナログ衛星放送では、7月の廃止までサイマル放送を行った。
2016年12月1日 BSによる4K・8K試験放送開始
NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ、WOWOW、東北新社の8社が時間分割で1日1時間行い、2018年7月23日14時に終了した。2018年1月初め~6月中旬頃までに段階的に再編が行われた。
2018年12月から始まる4K放送用に周波数を確保するために、BS4K・8K試験放送の終了により空く周波数(第17ch)のほか、もう1周波数(第7ch)を4K放送用に確保するよう、2018年1月初め~6月中旬頃までに段階的に再編が行われた。具体的には、第7chを使用可能となるよう実施される帯域の削減と、削減された帯域の集約(既存の2Kチャンネルの移動)が行われた。
これまでNHK BS1/BSプレミアムとBS朝日、BS-TBS、BS日テレ、BSフジ、BS Japanの民放5局では、地上デジタル放送より高解像度な1,920×1,080ドットの放送が行なわれていた。しかし、帯域削減(チャンネル当たりのスロット数の削減)に伴い、NHK BSプレミアムを除く各局が、地デジと同解像度の1,440×1,080になった。
帯域削減でBSデジタル放送の1トラポン(トランスポンダ)をスロット(Slot)という単位で48分割されたものを多分割化し、従来は24スロット使用していたものを16スロットに削減するなどして、BS7ch(48スロット)を空きチャンネルにした。1スロットの伝送容量は約1Mbps。
周波数の一部帯域の削減2018年1月14日 NHK (BSプレミアム) NHK (BS1)
2018年1月22日 BS 朝日 BS-TBS
2018年1月29日 BS 日テレ BS フジ
24スロット→16スロットに削減
24スロット→16スロットに削減
周波数の組み替え・集約
2018年4月16日 BS ジャパン
2018年5月8日 NHK (BSプレミアム)
2018年5月22日 ディズニー・チャンネル BS アニマックス
2018年5月22日 ディズニー・チャンネル BS アニマックス
2018年5月28日 スターチャンネル 2 スターチャンネル 3
これにより、BS右旋では第7chと第17chを使って合計6つの4K放送が可能となった。
これにより、BS右旋では第7chと第17chを使って合計6つの4K放送が可能となった。
2022年3月に、BS右旋帯域に3つの新しい放送事業者が開局すること等に伴い、2020年11月から「BS帯域再編(スロット縮減およびトランスポンダ間の移動)」が順次実施。
BS帯域(スロット)の縮減2020年11月30日 スターチャンネル1、スターチャンネル2、スターチャンネル3、Twellv
2020年12月24日 BSスカパー!、BS釣りビジョン、BS日本映画
2021年 1月11日 BSアニマックス
2021年 2月 9日 J SPORTS 1,2,3,42021年 4月13日 WOWOWプラス
BSスカパー!、BS釣りビジョン、BS日本映画、BSアニマックスが16スロット→12スロットに縮減、TwellV(トゥエルビ)が15スロット→14スロットに縮減。スターチャンネル1が16スロット→15スロットに縮減、スターチャンネル2、スターチャンネル3が16スロット→13スロットに縮減
BSチャンネル(トランスポンダ間)の移動
2021年2月2日 グリーンチャンネル J SPORTS 4
2021年2月9日 J SPORTS 3
2021年4月13日 BS釣りビジョン 日本映画専門チャンネル
2022年3月、無料放送が3局が新たに開局
2022年3月21日 BSよしもと 開局 265ch2022年3月26日 BS松竹東急 開局 260ch
2022年3月27日 BSJapanext 開局 263ch
参考:
新しいBS放送局の開局とBS帯域再編の相談窓口について - 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)
https://www.apab.or.jp/topics/531/
衛星放送の現状 令 和 4年 7月 1日 総務省 PDF
https://www.soumu.go.jp/main_content/000730686.pdf
総務省|放送政策の推進|衛星放送政策ポータルサイト
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/eiseihousou.html
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