最も歴史の長いのは振幅変調による中波放送で、基本的な方式は100年間も変わらず、現在でもラジオ放送の主流である。この方式および受信機は一般に「AM放送」「AMラジオ」と呼ばれる。また、周波数変調による超短波放送も広く普及しており、「FM放送」「FMラジオ」と呼ばれる。
Vintage Arrow Toy Germanium Crystal Pocket Radio With Original Box,
Model ER-87, Earphone Listening Only, Made In Japan, Circa Late 1950s
Joe Haupt from USA, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
ラジオ放送の種類
アナログ変調
- AMラジオ - 振幅変調を用いて、中波で放送されている。
- FMラジオ - 周波数変調を用いて、超短波で放送されている。振幅変調に比べ占有周波数帯幅が10倍必要なので超短波未満での運用はきわめて困難である。
- 短波ラジオ - 振幅変調を用いて、短波で放送されている。
- 長波ラジオ - 振幅変調を用いて、長波で放送されている。日本では、放送されていないが、外国では放送されている。
デジタル変調
衛星デジタル放送や地上デジタル放送ではテレビジョン放送のみでなく、ラジオ放送にも用いられる。
- BSデジタル音声放送 セント・ギガ(St.GIGA)は、衛星デジタル音楽放送株式会社が開局した、世界初の衛星放送によるデジタルラジオ放送局。現在でも類を見ないニューエイジの思想に基づく放送局で、ゲーム業界におけるデジタル配信の先駆けでもあった。
1990年11月より試験放送、1991年3月30日、本放送を開始。同年9月1日、有料放送を開始。経営難により2003年3月31日に放送終了。
使用衛星はBSデジタル放送と同じBSAT-2a・BSAT-2cを使用し、放送衛星システム(B-SAT)が免許人・受託放送事業者→基幹放送局提供事業者として放送。 2000年(平成12年)12月1日、放送開始。2007年(平成19年)11月14日に、放送終了。
放送大学の放送開始に伴い、2011年(平成23年)10月1日に放送再開。 - CSデジタル音声放送 CS-PCM音声放送
- 地上デジタル音声放送 - アメリカなどでは本放送が開始された。
日本でも2003年10月10日に東京・大阪で試験放送を開始したが2011年3月末廃止。
極超短波以上を用いる地上波放送は、電波の性質上不適当であるために過去に実施されていたものも含めてどの国でも行われていない。
参考:
ラジオ - Wikipedia
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