Radar(レーダー)、Lidar(ライダー)、Sonar(ソナー) 違いは測定に用いる波
測定に用いる波に音波と電磁波という違いはあるが、反響を用いる測距センサ技術という点で動作原理的には近い。
Radar(レーダー)はRadio Detection and Ranging の略で、電波を利用して計測を行う。Lidar(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)はレーザー光(典型的には紫外線、可視光線、近赤外線である。)を使用する。Sonar (Sound Navigation And Ranging) は超音波(粗密波)を利用することで、対象物からの距離を測定してる。
一般的に、検出できる物体や物体の特徴のサイズは、波長を下回ることができない。したがって、ライダーはレーダーよりもエアロゾルや雲の粒子の検出に向いており、大気の研究や気象学にとって有用である。ソナーは大気中より水中で伝わりやすいので、船舶での海中の測定や魚群の探知などで利用が進んでいる。
基本的には広範囲(360度、180度など)をスキャンして利用する。
範囲を狭めて一方向だけに絞っているものはソナーを単方向(船底から真下方向)にした物が魚群探知機であり、ライダーを単方向にしたものはレーザー距離計やToFセンサ(Time of Flight:飛行時間)である。
レーダーを単方向にしたものはスピードガン(Radar gun)や速度違反取締装置の測定器、地中探査レーダなどがある。
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